はじめに:我が家の英語子育て
息子に英語を始めたのは、生後7か月のときでした。色んな音に興味を示す息子を見て、今、英語を聞かせたら、英語も聞き取れるようになるんじゃないかな、と思ったのです。が、幼い息子と向き合っていると、徐々に「こんなに小さい子に、英語を聞かせて本当にいいのかな?」と戸惑いを感じるようになりました。
同じように悩んでいる人が見つかるかもしれない、そう思い、2000年4月11日、息子の英語の記録を綴った小さなサイト R-Trainを開きました。サイト名は、当時3歳の息子が電車を好きだったことから付けたものです。
開設したとたん、毎日数えきれないほどのメールが寄せられるようになりました。「英会話スクールに通っているけど、先生と遊んでいるだけのようで・・」「教材に飽きてしまったんです」「プリントは頑張っているけど、英語のおしゃべりは伸びなくて・・・」などなど、自己紹介に添えられた悩みを読んでいるうちに、みんなで情報交換できるといいな、と思い、サイト内にツリー式の掲示板を開きました。
――――それから17年が経ち、現在、幼かった息子は大学生になり、東京で一人暮らししています。帰省中はスマホで英語を話していたり、英語のサイトで調べ物をしたりと、息子が英語を使う姿をみるのも日常の光景になっていますが、サイトを開設した頃を思い出すたびに、息子が英語を身に付けることができたのは、そのときどきにサイトを訪れ、情報交換していただいたお母さんたちのお陰だと思っています。
今は、はるかに英語の環境が整えやすくなり、地方でも、必要なものを組み合わせながら、子どもをバイリンガルに育てることができるようになっています。私の英語子育ては一つの区切りを迎えましたが、長い間、家庭での英語教育の場に関わらせて頂いていることから、英語や家庭教育についてヒントになりそうなことをお伝えしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
R-Train ビコ(2017年)
0コメント